Android Zenfone 裏ワザ

Zenfone3 : ナビバーを表示する

先日、Xperia Z1からZenfone3に機種変更しました。
SIMはかなり前からiijmioに換えていたので、これでようやくdocomo完全脱却です。

あ、台湾5.5インチ版(ZE552KL)なので、日本5.2インチ版(ZE550KL)や日本Deluxe5.5インチ版(ZS550KL)とは画面や操作が異なるかもしれません。
また、root取ってTWRPとかXposedとか入れてあります。
本ブログでの記述内容は、この状況を前提にしてありますので、いろいろご了承ください。

メニューボタンが使いにくい

さて、Zenfone3のナビゲーションボタンは画面内ではなく、画面の下にタッチセンサーでバック/ホーム/マルチタスクボタンが用意されているんですが。

検索ボタンとメニューボタンがないんですよ。

「設定」→「ASUSカスタマイズ設定」→「タッチキー」で「ボタンを押し続け、メニューを表示する」を設定すると、マルチタスクボタン長押しでメニューキーとして動作するようにはできます。

できますが。

  • 長押し中に少しでも指が揺れるとマルチタスクボタンとして動作してしまう。
  • マルチタスク画面が表示された際に少しでも指が上に揺れるとロケットボタンが動作してしまう。
という、むっちゃ切ない使い心地になっています。
ちなみにマルチタスク画面のロケットボタンは「すべてのアプリを強制終了」というスゴい奴です。

ブラウザとテキストエディタを行ったり来たりして調べものしながらブラウザのメニュー出そうと思ってマルチタスクボタン長押ししたらいきなりすべてのアプリが強制終了かかって「あっー！」ってなります。

OCRアプリ使ってて誤って2文字に認識された文字を結合するためにメニューボタン押したつもりがいきなり強制終了かかって「一からやり直しやーっ！」ってなります。
ソフトウェア的にメニューボタン相当の動作をするアプリも試してみたんですが、私のZenfone3/Android6.0.1 Marshmallow ではまったく反応しなかったり、アプリによって反応したりしなかったりで、あまり使いものにはなりませんでした。

ということで、最終的にたどり着いたのは
1. 画面下部にナビバーを表示させる
2. Xperia/AOSP NavBar Buttonsで検索ボタンとメニューボタンを表示させる
という方法でした。

ナビバーを表示する

この操作は、root取っとく必要があります。
  1. ESファイルエクスプローラーの 左サイドメニュー →ツール で「Rootエクスプローラ」をオンにします。
  2. ルートからsystemフォルダーを選択表示させます。
    目指すフォルダーかどうかは、アプリ上部が「/ > sysytem」になっているかで確認できます。

  3. build.propをタップします。
  4. 「ESテキストエディタ」をタップします。
    jota+などほかのエディターでは正常に書き込めない、文鎮化するなどの危険性がありますのでお勧めしません。

  5. ESテキストエディタでbuild.propが表示されますが、この状態はビューアーモードで閲覧専用です。
    鉛筆アイコンをタップしてエディタモードに切り替え、編集できる状態にします。
  6. ファイルの上から1/3くらいの位置に「persist.asus.enable_navbar」という項目がありますので、ここを「1」に書き換えます。
  7. 「←」をタップして終了させると、保存確認のダイアログが表示されますので「はい」をタップします。
  8. 電源ボタンを長押しして終了メニューダイアログを表示させ、「再起動」をタップします。
  9. なんということでしょう。再起動後のホーム画面にナビバーが！

ナビバーにメニューボタンとかを追加する

ナビバーが表示されたらもうこっちのもの。

Xposed Installerを起動して、「ダウンロード」画面から「Xperia/AOSP NavBar Buttons」をダウンロードして、「モジュール」画面でチェックをつけて有効にします。
そのまま「Xperia/AOSP NavBar Buttons」をタップして設定画面を呼び出し、
「Show Manu」と「Show Search」にチェックをつけ、
「Re-order buttons」をタップして並べ替え画面を表示させ、
左にあるドラッグアイコンをドラッグしていい感じに並べ替え、
最後にもう一度再起動をかければ、
お好みのボタンだけがすてきに並んだナビバーのできあがり！

おまけ：文鎮化したら

この手順でアブナいのは、build.propの書き換えの部分です。

紹介した方法でならスムーズにいきますが、ほかのテキストエディタを使ったり、一度普通のフォルダにコピー → 書き換え → systemフォルダに上書きコピー とかしたりしてパーミッションが書き換わると、簡単に文鎮化します。
正確に言うと、再起動後画面が真っ黒になったまま先へ進まなくなります。

なんてこったい。

こうなったらもうAndroid OSからは如何ともし難くなりますので、
TWRPを起動して「高度な機能」→「ファイルマネージャ」でbuild.propをタップして「chmod 755」を実行してパーミッションを戻してやりましょう。
これで再起動かければ、正常に起動がかかるようになります。

動作確認環境
Zenfone3 ZE552KL
Android OS 6.0.1 WW_13.20.10.131_20161028
ESファイルエクスプローラー Pro 1.0.8
Xposed Installer 3.0 alpha4
Xperia/AOSP NavBar Buttons 5.3(build 12121415)
TeamWin Recovery Project 3.0.2-0

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